関西電力の電気料金を分かりやすく解説!

関西在住の人達へ電気を供給してくれる関西電力ですが、その電気料金の仕組みを詳しく把握している人は少ないですよね?
関西電力のホームページを見ても、ごちゃごちゃしてるし、余計な事まで説明されるのでイマイチ何を言っているのか分からない…
そんなあなたに関西電力の電気料金が決まる仕組みをどこよりも分かりやすく丁寧に紹介します。
一番最後に、今の電気料金を安くする秘密も教えます。
関西電力の契約種別は大きく3種類
電気料金を知るには、まずは自分の家庭の電気料金種別を知ることからです。
ややこしい話は抜きにして、ごく一般家庭の話に絞りますね。
要するに大豪邸とか、お店とか、そういうのは抜きにして、あくまでも多くの人が該当するであろう“一般家庭の話”に絞って説明しますって事です(^-^;
関西電力のホームページは様々な例外まで載せているから、話が分かりにくいんですよね…
関西電力の契約種別は大きく3種類に分かれます。
それが、従量電灯A、eお得プラン、eスマート10、この3種類です。
- 従量電灯A
それぞれがどんなプランなのかを簡単に説明すると、従量電灯Aとは月の電気料金が5000円未満の家庭で、電気使用量としては~199kWh程度/月の家庭です。これが最も多いでしょう。
- eお得プラン
そしてeお得プランとは、月の電気料金が5000円~17,000円未満の家庭で、電気使用量としては200~599kWh程度/月の家庭で、家族が多い家庭や一軒家の家庭などは、この契約種別に該当する家庭も多いでしょう。
ただし、電気利用料が200~599kWh程度/月に該当するのに、従量電灯Aプランで契約している家庭も多いはずです。
だから、電気料金見直しの余地はあると言えます。
またさらに、2018年7月から関西電力の電気料金が改訂されて、eお得プランの電力量料金区分が2段階から3段階料金制度へと変更されて新しくなり、更にお得に利用できるようになりましたから、現在eお得プランの家庭でも、一度見直してみると良いかもしれません。
- eスマート10
最後のeスマート10とは、月の電気料金が17,000円以上の家庭で、電気使用量としては600kWh以上/月の家庭です。
電気を使う時間帯によって電力量料金単価が異なるメニューですから、月の電気料金が17,000円以上の家庭はこのプランがおすすめです。
ただeスマート10も同じで、毎月こんなに電気を使っているにも関わらず、まだ従量電灯Aプランのままの家庭もワンサカいるのです。
契約種別の見直しは必須でしょうね。
関西電力の電気料金は基本料金と電力量料金で決まる!
じゃあ、電気料金はどのようにして決まるのかをご説明しましょう。
これは関西電力に関わらず、東京電力などでも大差はありません。
最低料金(基本料金)+電力量料金+燃料費調整額+再生可能エネルギー発電促進割賦金-口座振替割引額
という計算で成立します。
最低料金(基本料金)と電力量料金は分かりますよね(^-^;
電気を使用するための毎月の固定された最低料金ぶんと、その月にいくら使ったのかによって決まる電気量ぶんの料金ですね。
例えば従量電灯Aプランの家庭なら下記のようになります。
関西電力の単価!最も一般的な従量電灯Aの単価
出典:http://kepco.jp/ryokin/unitprice(関西電力)
最初の15kWhまでは固定で334.82円(税込)、15kWhをこえ120kWhまでは1kWhにつき19.95円(税込)、120kWhをこえ300kWhまでは1kWhにつき25.33円(税込)、300kWh超過分については1kWhにつき28.76円(税込)です。
つまり、334.82円というのが最低料金にあたり、それ以上が電力量料金です。電力量料金は多く使うにつれて電気料金の単価が上がっていくわけですね(*´Д`)
では、計算式のその次に出てくる、「燃料費調整額」ってなんぞや???と思いますよね。
電気を生み出す燃料費は、原油価格等の経済情勢の影響を大きく受けるので、その経済情勢の変動が電気料金に反映されたものだと考えればわかりやすいでしょう。
関西電力の燃料調整費ってどれくらい?
経済情勢によって変動するので、これは関西電力がどうこういう話ではありません。
約2~5か月前の経済変動が、その月の電気料金の燃料費調整単価となって現れるのです。
燃料調整費は、固定料金である最低料金と、変動料金の電力量料金の両方に反映され、単価がプラスマイナスされるのです。
過去の調整幅を平均すると、単価にして0.1円~数円以内の範囲が妥当です。
劇的に変動する事はありませんが、大きな経済情勢の変化があると、関西電力ではその影響が電気料金にも反映されるという事です。
そして計算式の最後にあるのが口座振替割引で、毎月の支払いを口座振替にしている方はほんの少しだけ割引をして貰えます。
関西電力の法人契約での料金は?
番外編として、事務所利用やショップ経営などをする法人契約をしている方の電気料金はどうなっているのかをご説明しておきましょう。
法人契約の場合は基本的には従量電灯Bというプランになっているはずで、その場合は基本料金が388.80円、最初の120kWhまでが1kWhにつき17.59円、120kWhをこえ300kWhまでが1kWhにつき20.82円、300kWh超過分が1kWhにつき23.77円です。
電気使用量がそもそも個人家庭と比較して多いため、最低料金も電力量料金も単価は安くなっています。
みんなやり始めてます!電気料金を安くする工夫
2016年の電力自由化に伴い、関西在住の方が関西電力を使わないといけないという決まりはなくなりました。
なので、多くの家庭で「少しでも電気料金を安くしたい」ということで、関西電力以外の電力会社を使ってコスト削減をしています。
確かに、1年2年3年…と積み重ねていくと数万円、数十万円違ってきますから決してバカになりませんからね!
でも、「いったいどの電力会社がいいの?」という疑問や、あるいは「関西電力のままで良いにしても契約種別はこのままでいいの?」など、ほとんどの方がこれらの専門知識がないのでわからないのも実情だと思います。
そんなときに便利なサービスが『最適電気プラン診断サービス でんくまくん』ですね。
各家庭でどの電気料金プランが適切なのかを診断してくれますから、一度やってみると良いでしょう。